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我が家の周りで犬の散歩をしている方をよく見かけるのだが、犬を見るとふと思い出すことがある。

もともとあまり犬は好きではない。犬と猫では断然猫の方が好きだ。うちの親が非常な潔癖症であるため金魚以外のペットを飼ったことはないが、飼うのであればやっぱり猫がいい。

犬好きではない自分に、さらに犬嫌いにさせた出来事があった。あれは大学生の頃、アパートで一人暮らしをしていた時である。自分の住んでいたアパートの隣に、家族が住むようなアパートがあった。自分のアパートの玄関ドアを開けると砂利の駐車スペースがあり、隣のアパートが見える格好である。そのアパートの住人はマルチーズ(多分)を飼っていて、時々砂利のスペースに放していた。犬が放されている場合は、そそくさとアパートの出入りをして犬との距離をとるように心がけていた。

あるとき、外出するためにアパートを出ると犬が放されているのが目に見えた。そそくさと玄関の鍵をかけて、原付バイクに乗ろうとヘルメットをかぶりかけたら、その犬が何を思ったかこちらに近づいてくる。何をするのかとじーっと見つめていると、自分の足元まで近づいてきておもむろに噛み付いた。一瞬ぼ~っとしていたが、我に返った。小さい犬だったが噛まれれば痛い。「何をするんじゃ、この馬鹿犬!!」と心の中で叫んで、一発蹴った。

蹴ったといっても噛まれた足をバタつかせただけで、犬に危害を加えたわけではない。しばらく足にへばりついていたのがとれたので、ジーンズをめくってみたら歯型がくっきり残っている。「くっそ~、何のまねだ!」今度近づいてきたら本気で蹴ってやろうと思っていたのだが、それ以来犬が近づいてくることはなかった。

動物(犬)を飼うことは勝手だが、ちゃんと管理して欲しいものだ。

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