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バス釣り

昔から水辺に住むことが多かった。父親が釣りをしていたので、見よう見まねで小学生の時から釣りを始めた。中学までしばしば近くの川で釣りをしていたのだが、高校に入ると釣りをあまりをしなくなり、大学に入ると全くしなくなった。

大学卒業後アメリカに留学したことをきっかけとして、この状況は変化した。

私が住んでいたところは、ニューヨーク州の田舎で近くにハドソン川が流れていた。勉強以外でやることがないので、昔を思い出して釣りでもしようか思いたつ。近くのホームセンターで30~40ドル程度出して釣り道具一式を買い揃えることができた。友人で釣りを趣味にしている人がいたので、まずはその人と一緒に出かけた。

日本では練り餌を使って鮒や鯉を釣っていたのだが、こちらではルアーやミミズを使ったバス釣りが盛んであるようだ。当然そんな釣りをしたことがないので、とりあえず友人のやっていることをまねする。友人からルアーを貸してもらい、投げてはリールを巻き、投げてはリールを巻くことを繰り返す。「本当に釣れるのだろうか」と内心思いつつも、黙々と続ける。そのうちあたりが出始めて、一匹釣れた。釣れた魚を見て「なんだ鮒じゃないか」と思った。こちらの鮒は肉食なのか・・・と思ったのだが、この魚は当然、鮒ではない。

しばらくこの鮒ばかり釣れたのだが、ちょっと趣の違う魚が釣れた。あたりの強さも違った。友人に聞いたら「スモールマウス・バス」だという。これがバスか・・・初めて見た。日没も近づいてきたので撤収し、友人の家へ。釣り上げたバスを食べるという。ハドソン川みたいな川で釣った魚を食べるのか!と思ったのだが、月に一匹ぐらいなら影響はないよ、ということである。

ホイル焼きにしてレモンを絞って食べたが、なかなか美味しかった。この日から、アメリカ滞在中の釣りライフがスタートすることになる。

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